まずナフサって何やねんって話からしないといけないのが現状で、それ自体がもう終わっとる。
ナフサとは原油を精製したときに出てくる液体のことで、プラスチック・合成ゴム・合成繊維・塗料・医療器具などあらゆる工業製品の原料になるやつ。「石油化学のコメ」とも呼ばれてる。

ペットボトル、ラップ、洗剤のボトル、注射器、スマホケース、車のバンパー、ワイシャツ。今の生活でナフサ由来でないものを探す方が難しいレベルの基礎原料や。
ナフサ知らんやつ多すぎてビビる。お前らが着てる服も、スマホのケースも、病院の注射器も全部ナフサから作られてんだぞ
え、注射器まで?それ詰んだらヤバくない?
というかペットボトルもラップも洗剤のボトルも全部ナフサなんだけど。今の生活で関係ないものを探す方が難しい
そう、全部関係ある。
2026年2月28日、米・イスラエルのイラン爆撃を受けてイランがホルムズ海峡を事実上封鎖。
日本の原油輸入の約90%が通るルートが詰まった。ガソリンの話ばかりが最初は報道されたが、ガソリンは重油を分解して補える。ナフサはそれができない。

しかも日本はナフサの約74%を中東から輸入しており、国家備蓄制度もなく、民間在庫はたった約20日分しかなかった。
原油は254日分の備蓄あるのにナフサは20日分しかないの、行政の怠慢にもほどがある
誰だよナフサの備蓄制度なくした奴
1993年に備蓄義務なくしたらしいぞ。30年前の政策のツケ払わされてる
これ普通に怒っていいやつで、「規制緩和」の名のもとに1993年に備蓄義務を撤廃した結果、30年後に痛い目を見てる。誰も責任取らないのもいつものやつ。
4月4日、TBSの「報道特集」に出た資源エネルギー庁の有識者委員でもある境野春彦氏が「このままでは6月には詰む」と発言してネットが一気に燃えた。
翌4月5日、高市早苗首相がXに反論を投稿。
「日本は6月には供給が確保できなくなる」という指摘は事実誤認であり、そのようなことはありません
さらに「少なくとも国内需要4か月分を確保している」と強調。
政府が「事実誤認」と言ったんだからセーフでしょ?終わり
でも現場は「在庫なし、納期未定」って言ってるけど?どっちが嘘なの?
ナフサ2ヶ月+川中製品2ヶ月を足して4ヶ月って言ってるらしい。加工品をナフサそのものに換算してカウントしてる
は?それ意味あるの?エチレン工場はナフサが欲しいのに、エチレンになった後のやつが2ヶ月分あっても使えんだろ
結局「銀行口座にお金はあります。でもATMは壊れてて引き出せません」みたいな話じゃないの
この「ATMたとえ」はかなり本質をついてる。政府の「4ヶ月分確保」という数字、ナフサそのものの在庫2ヶ月分に加えて、ナフサを加工した後の川中製品(エチレンとかポリエチレンとか)の在庫2ヶ月分を合計してる。
でも現場のエチレン工場が欲しいのはナフサであって、加工後のものを「ナフサ換算」で合計してもそれをナフサの代わりに使えるわけちゃう。
境野氏は後の取材でこう言ってる。
「ナフサから分解された基礎化学品以降の川中製品の在庫2ヶ月分をナフサ自体の2ヶ月分に単純に加えており、正確な表現ではない」
そして。
「いまでは『詰む』という表現では甘かったと思っている。既に現実として現場に不足が生じている」
政府に「デマ」認定された専門家が「あの表現では甘かった」と言ってるの、普通にこわい。
専門家が「詰むって言い方は甘かった」って後から言うの、だいぶ怖い
政府の「大丈夫」発言のほうがデマに近いじゃないか
一方こういう声もあった。
6月になっても供給ゼロにはなってないやんけ。専門家の言うことが外れただけじゃないの?
「詰む」の定義による。供給がゼロになることだと言えば政府が正しい。現場で不足が生じることだと言えば専門家が正しい
言葉遊びでごまかされてる感すごい
「詰む」の定義次第で白にも黒にもなる。ここが今回の論争の一番ズルいところで、政府は「供給ゼロにはなってない」で逃げ、専門家は「現場がもうしんどい」で攻める。どっちも嘘をついてるわけじゃないのが余計ムカつく。
現場の話をすると、「大丈夫」どころじゃない。
日本塗装工業会が国土交通省に提出した要望書にはこう書いてある。
「政府発表と現場のサプライチェーンには大きな乖離が生じている」
TOTOはユニットバスの新規受注を停止した。信越化学工業は塩化ビニル樹脂の値上げを発表。日本ペイントは塗料を最大80%値上げしたのに、価格を払っても物が入らない状態になってる。
医療用ゴム手袋はネット通販でほぼ全品「在庫なし」。政府は医療器具に関して卸売業者を飛ばしてメーカーから医療現場への直接販売を要請するという異例の対応まで取った。
信越化学って日本最強クラスの化学会社やん。そこが「調達困難」言い始めたら本物のヤバさでしょ
普通こういう会社は強気に「問題ない」って言い続けるもんなのに
つまり「問題ない」と言えないほどヤバいってことか
食品容器やプラスチックフィルム作ってる会社が「作れば作るほど赤字になる」「受注した製品が作れない」って言ってるらしい
受注したのに作れないって、ビジネスとして終わってるやん
帝国データバンクの調査によると、国内製造業約15万社のうち4万6741社(約3割)がナフサのサプライチェーンの影響下にある。
しかもその約9割が売上高1億円未満の中小企業だ。価格転嫁できないまま原材料費だけ上がるという地獄。
結局しわ寄せは末端の中小と消費者
大企業はナフササーチャージで川下に押し付けてる。いつものやつ
これなんよ。大手は「月次連動型のナフササーチャージ」をコスト増を即座に川下へ流す仕組みを作ってる。中小は飲み込むしかない。
一般層にも刺さったのが「プリン販売休止」の話。プリンの容器はポリスチレン製でナフサ由来。これがトレンド入りして初めてナフサ問題を知った人も多かった。
嗜好品のプリンから切られるのか…次は食料品全般に広がりそうで怖い
「容器不足でプリン作れない」って言われるまでナフサのことを知らんかった人がほとんどだと思う
オイルショックのときにトイレットペーパー買い占めたやつらと同じことをまたやるつもりか
帝国データバンクは4月30日、食品メーカー195社への調査で値上げ要因の「包装資材」が7割と過去最高になったと発表。山崎パンが7月から値上げ、オタフクソースが業務用の販売を一時休止するなど、もうプリンだけの話ちゃう。
山崎パンと高市首相、どっちが先に「ごめんなさい」言うか
食品企業の4割がすでに影響受けてるって調査出てるのに「大丈夫」とは
「政府の嘘か、現場が大げさか」というなんJの議論で一番うまいこと言ってたのがこれ。
「日本全体で水を500mlペットボトル100本持ってます。でも目の前で喉が渇いてる人には渡さない」みたいな状態
配送システムが詰まってるやつか。コロナのときのマスク不足に似てるな
コロナのとき「マスクはあります」「でも買えません」ってのと完全に同じ構造
そう、完全に同じ構造。「総量はある、でも届かない」。赤沢経産相が「連絡があればただちに解消する」とか言ってたのは正直笑えた。「目詰まり」という言葉で問題を小さく見せようとしてる感が透けてる。
赤沢経産相が「連絡があればただちに解消する」とか言ってたのは笑うわ。「届かない」んじゃなくて「連絡不足」のせいにしてる
注射器が不足して政府がメーカーに直販を要請したのって「ただちに解消してる」じゃないよな
ブルームバーグによると、高市首相は4月30日のXで「年を越えて継続できる見込み」とさらに追加発信。「一部の事業者が過剰発注して混乱を招いた事例もあった」として、前年同月と同じ量を基本に発注するよう周知を指示したらしい。
買い占めせんといてって、コロナのトイレットペーパー騒動から何も学んでないんか
業者が過剰発注するってことは、将来の供給に不安があるってことよ。そりゃそうなるやろ
「安心してください」って言われても、信越化学やTOTOが受注停止してる現実が先にあるし
本質的な問題は何かというと、制度設計のミスやと思ってる。
原油には254日分の国家備蓄制度があるのに、ナフサには備蓄制度がない。石油会社が輸入する原油は国が守るが、石化メーカーが輸入するナフサは同じ中東依存でも「誰も守らない」。縦割り行政の盲点と言われてるやつで、今回の危機でそれが一気に露わになった。
さらに、日本のエチレン原料の95%以上がナフサ。米国はシェール由来のエタン中心、欧州もLPGを混ぜてるのに、日本だけが一本足打法のまま来た。しかも中東依存度は2020年の53.1%から2024年には73.6%に上がってた。悪化してたんや。
石油会社が輸入する原油は国が守るのに、石化メーカーが輸入するナフサは誰も守らない。「縦割り行政の盲点」と呼ばれてるらしい
同じ中東依存でも省庁が違えば管轄外ってやつか。完全にお役所仕事
多様化しろとは言われてたんだろうけど、安いからナフサに集中した。結局コスト最優先で安全保障犠牲にしてきたつけ
夏前に「やっぱり足りなかった」ってなってから対処するいつものパターン
日本の危機対応は「問題が可視化されてから動く」からな。コロナもそうだったし
「足りてます」「大丈夫です」と言い続けながら異例の市場介入を続けてる政府の姿を見ると、政府が嘘をついてるというよりは、政府自身が自分の見てる数字と現場の乖離をうまく説明できてないだけな気がする。悪意というより能力の問題かもしれない。それはそれで怖いけど。
というかナフサ問題、マジで知らない人多すぎる。周りに話しても「なにそれ?」ってなる
それが一番怖い。知らないまま当たり前が消えていく
ガソリン高いとか電気代高いとかは体感できるけど、ナフサはいきなり「プリンがなくなる」とか「注射器が不足する」って形で来るから気づきにくい
気づいたときには手遅れになってるかもしれない。コロナのマスクと同じで
政府のデマか、現場の大げさか。答えは「どちらでもなく、見ている階層が違う」やと思う。ただ、その「見ている階層の違い」のせいで実際に現場が死にかけてるのは事実で、「数字の上では大丈夫」という言葉でその現実をかき消すのは誠実じゃない。
少なくともそれだけは言える。







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